実績

「遊環構造」を応用し、市民の高い利用率と、“運動したい、参加したい”という意欲を喚起する空間を目指した。

メインアリーナはバスケットボールコート２面分以上の広さがあり、他の競技でも国民大会規模の広さを確保している。固定の観客席500席を配置した２階はアリーナ全体を見渡せるほか、観覧席周囲には一周約170ｍのジョギングコースを設けた。３方に大きく開かれた窓からは北側の調整池側の自然も取り込んだ景色を眺めることができる。また、市民利用を主としたサブアリーナや、柔道・剣道だけでなく多目的に活用できる武道場兼多目的フロアを備える。施設の中心にエントランスホール・ラウンジを配置し、広場型のにぎわいと交流を生む空間として計画した。

1階のトレーニングルームに隣接して、ネット遊具を主体としたキッズルームを設けることで、保護者とこどもたちが安心して過ごせるよう配慮している。また、外部の子ども広場には屋根付き遊具を配置している他、敷地内に1周約780mのウォーキング&ジョギングコースを設けており、敷地全体が市民の健康スポーツの場となるよう計画されている。